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2023/1/15 投稿

古代中国の副葬品

上野の森美術館で開催されている「兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産~」へ行ってきました。

兵馬俑とは、古代中国で死者と共に埋葬さた副葬品の内、兵士や馬を模った俑(人形)のことです。
約2200年前、中国統一を果たした秦始皇帝は、死後もその権力を永遠のものとするよう、始皇帝陵と兵馬俑の造営を命じました。70万人以上の労働者を動員し、約40年かかって完成した秦始皇帝陵。約8,000体以上にものぼると言われている兵馬俑は、敵国のある東方を向き隊列を組み、大きさはほぼ等身大。兵士は持っている武器によって様々な構えをしており、当時は色彩も鮮やかだったそうです。そのスケールの大きさから秦始皇帝の思惑通り、権力絶大さを伺い知ることができます。

いまだ発掘調査が行われている始皇帝陵、近年新たな発見もされているとのこと。始皇帝時代の貴重な文化財を間近で見ることができ、感動体験でした。