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2022/1/27 投稿

杜の都仙台へ

昨年末のことになりますが、宮城県仙台市へ行ってまいりました。
仙台と言えば伊達家の御膝元。初代藩主伊達政宗は、東北の雄として「杜の都仙台」を築いた武将であり、仙台の繁栄は伊達家と共にあったと言っても過言ではありません。
有名な伊達政宗公の像を間近で見ることが出来ました。

伊達政宗は、寛永13年(1636)5月24日、70歳の時、江戸桜田上屋敷にてその生涯を終えました。亡骸は遺言通り経ヶ峯(瑞鳳殿周辺)に埋葬され、その御霊を祀るため建立されたのが霊廟「瑞鳳殿」です。

瑞鳳殿の手前には「瑞鳳寺」があります。父・政宗の霊廟瑞鳳殿の香華所として、二代藩主伊達忠宗により建立されました。政宗公を初めとする仙台藩3代の御位牌をお祀りしてあるそうです。

こちらは国宝「瑞巌寺」です。伊達政宗が伊達家の菩提寺として建立した臨済宗妙心寺派の寺院です。桃山美術を現在に伝える貴重な建築物であることから、本堂と庫裏が国宝に指定してされております。

「瑞鳳殿」「瑞鳳寺」「瑞巌寺」、いずれも「瑞」の文字が使われておりますがその理由ははっきりとは分かっていないようですが、政宗公の戒名は「瑞巌寺殿貞山禅利大居士」ですので、政宗公に縁のある言葉であることがうかがえます。

仙台城跡からは仙台市街地が一望でき、広瀬川がゆったりと流れる様子はとても雄大でした。政宗公が築いた歴史を肌で感じることができとても感動いたしました。しかし、まだ至る所に震災の爪痕が残されており、寺院の内部では倒れたまま修復の目途が立っていない石灯籠を数多く目にしました。震災前に戻ることは叶いませんが、一日も早く、全てが復興することを願っております。