お墓の引越しや、ご遺骨を移転することを「改葬」と言います。
最近では墓じまいなどというケースもあるようです。現在のお住まい近くの霊園や寺院の墓地を求めてご先祖のお遺骨を移転することです。
墓石等を移設する場合は、規格寸法の違いや墓石受け入れを許可しない霊園などがあるため、事前にご相談いただくのがよろしいかと思います。
近頃では少子化や地方の過疎化により、以前よりさらに改葬の需要が高まっています。
1新たに墓地を決めて、お墓の建立契約をします。
同時にお墓の開眼納骨供養の日時を相談をします。
2新しい墓地の管理者(お寺のご住職や霊園の管理事務所)から
受入証明書を発行してもらいます。
3旧墓地(郷里のお墓)の管理者(お寺のご住職や霊園の管理事務所)に
相談します。
同時に、お墓の「魂抜き」や、御遺骨の取り出しの日時を相談します。
4旧墓地(郷里のお墓)のある市区町村役場で、
改葬許可申請書等の改葬に必要な書類を受取って記入押印します。
5旧墓地の管理者に、
改葬許可申請書等の改葬に必要な書類を押印していただきます。
この時に同時にお墓の「魂抜き」をし、ご遺骨を取り出していただくと良いでしょう。
6旧墓地のある市区町村役場で、改葬許可申請をし、
改葬許可書を受け取ります。(改葬許可書の完成)
7改葬許可書(6で受取った書類)をもって、新墓地管理者に提出し、
納骨開眼法要をします。
改葬許可申請をする全国各市町村によって、各々申請書類様式が違いますので、詳しくは各市区町村役場に「お墓の改葬について」(お骨移転)という内容で、必ずお問い合わせください。
一般的な改葬費用の例をご紹介します。
弊社が改葬のご相談でよく伺うのが、
「トラブルになってしまったのですが、どうしたら良いでしょうか・・」というものです。
その一部をご紹介します。
お墓が遠方にあり、今までお寺とのお付き合いが疎遠になっていたため、管理費・護持会費を10年分納めていませんでした。改葬の相談に行ったところ、「まずは未納分を全て納めてもらわないと改葬は認めない」と言われてしまいました。
このケースでは、疎遠になっていたお寺にいきなり改葬のお話をしてしまったことが上手くいかなかった原因かと思います。
まずは、改葬の件を出す前にお寺に「今まで管理費や護持会費をお支払していなかったようで・・」と申し出て、未納分を納めるようにした方がよろしいかと思います。
そのあとに改葬のご相談をされた方が、スムーズにお話が進むでしょう。
上記はほんの一例ですが、実は改葬にまつわるトラブルは多いのが現状です。
弊社ではこのようなトラブルを防ぐために、スムーズに改葬を進めるポイントをお教えいたします。
また、新しい墓地をお探しするお手伝いから、改葬に伴う役所への手続き・ご法事・郷里のお墓の解体工事等を最初から最後まで経験豊富なスタッフが、お客様選任でトータルサポートいたします。安心してご相談ください。