スタッフブログ

先日彫刻前の確認作業をし、彫刻待ちであった「最高級黒御影石スウェーデン産ファイングレイン 五輪塔」の彫刻が完了しました。彫刻は手彫り作業となります。

梵字は手彫りで「薬研彫り」といわれる彫刻方法で彫刻していきます。
※梵字をVの字に 切り込むように彫刻する彫り方を薬研彫りといいます。薬研彫りは鎌倉時代に盛行した技法でありましたが、現在では技術と時間を要する為その技法を伝承する職人も全国に数える程しか居なくなりました。梵字が陰影により浮き出したように見えるのがその特徴です。

正面文字は手彫り(サライ彫り)です。
※サライ彫りは熟練した職人がじっくりと時間をかけて彫り上げていきます。丁寧な仕上がりは、文字が引き立ち繊細で美しさが際立ちます。

家紋は手彫り(ナシジ彫り)です。
※ナシジ彫りもサライ彫りと同じく熟練した職人がじっくりと時間をかけ、のみで打って梨地肌に仕上げる彫刻方法です。

彫刻が完了し、据付工事へと進んでいきます。

2019/10/17 投稿

庵治石検品のその後

長い間待っていた庵治石洋型のブロック。先日の検品に訪れた際にはいいものが採れておらず検品には至りませんでしたが、ようやく採れたとの連絡を受け再度検品に行ってまいりました。

最高級墓石の庵治石最大の特徴である斑模様が美しい石が見つかりました。さっそくこのブロックでの加工をお願いし完成を待ちます。お施主様にもご報告し「何度も足をお運びいただきありがとうございます。」とのお言葉をいただきました。

後日、加工作業の職人さんから連絡が入りました。
この洋型墓石は正面を斜めにカットするデザインなのですが、カットした際に流れと呼ばれる黒い筋と黒い玉模様が出てしまったとのこと。

完成を心待ちにしてくださっているお施主様には大変申し訳ないのですが、この石では弊社でご注文いただいた庵治石の最高級品、庵治石細目極上としての基準を満たしません。改めて原石ブロックの採石からのスタートとなりますが、お施主様には必ずご満足いただけるものをお納めしたいと思っております。

2019/10/8 投稿

彫刻前の確認作業

ご注文をいただいている五輪塔の彫刻文字の大きさや配置の確認作業を行いました。

組み上げたお石塔に原稿を貼り付けてみると、原稿の大きさに微調整が必要となります。
文字の大きさやバランスの確認を何度も行い、文字サイズを調整し、いよいよ彫刻作業へと進んでいきます。

艶やかで深みのある光沢が美しい世界最高級の黒御影石と言われるスウェーデン産ファイングレインの五輪塔の完成が楽しみです。

2019/9/24 投稿

白兎神社

白兎神社は、鳥取県にある日本最古の書物「古事記」に記される日本神話「因幡の白うさぎ」の白兎神を主神とする神社です。この神話から白兎神社は、皮膚病や火傷などに効くと信仰され、白うさぎは大国主命と八上姫の縁を取りもった、縁結びの神様としても人気があるようです。私は卯年生まれということもあり、いつか訪れてみたいと思っておりました。

日本神話「因幡の白うさぎ」とは・・・
大国主命は、因幡の八上姫に求婚しようとする八十神たちのお供をして因幡に赴き、その途中、裸のうさぎがいました。大国主命が理由を尋ねると、淤岐ノ島から本土に渡ろうと思い、海の鰐を欺いて、その背を踏んでここまで来た。まさに地上に降りようとする時、鰐を騙したことを告げると、鰐が兎を捕まえて毛を剥ぎ取ってしまった。そこに通りかかった八十神に「海水で体を洗って山の頂上で乾かすとすぐ治る」と嘘をつかれ、傷だらけになってしまい、苦痛のあまり泣いていたのだという。哀れに思った大国主命は、うさぎに水門へ行って真水で体を洗い、蒲の穂を敷いて転がるようにと教えた。教えの通りにすると、うさぎの体はフワフワと白い毛が生え元通りになった。
白うさぎは、大国主命が因幡の絶世の美女「八上姫」と結ばれると予言し、その通りになったというのが物語の全容です。

白うさぎが大国主命と八上姫をとりもった場面を再現した砂像です。

境内へ続く道沿いには、白うさぎが傷口を洗い、治療したといわれる「御身洗池」があり、旱天・豪雨の時でも水位の増減がないとされており、別名「不増不減の池」 とも呼ばれています。

ご本殿でお参りして参りました。

参道には色々なポーズをした愛らしいうさぎが並んでいました。

2019/9/9 投稿

庵治石の山へ

庵治石の山へ行ってまいりました。
今回の目的は、部品の検品と大型原石ブロックの確認です。

同じ山から採れる石も、その場所により色の差などが大きく出るようで、今回はどのあたりから採掘するのか、どのような石目になるのかを山屋さんに教えていただきました。

まずは部品の検品です。
石碑は庵治石の最上級品、細目極上を使用します。実はすでに4組ほど組み上げてみたそうですが、納得できる仕上がりではなかったそうで、今回は検品には至りませんでした。お天気の良い日に改めて発破をして新たな原石を採掘するそうです。

外柵は同じく庵治石の中目を使用します。

こちらの中目は綺麗な石目の原石が採掘されており、このまま加工作業に進みます。

続いて大型原石ブロックの確認です。

山屋さん曰く「ここ5年間で採掘された最大級の原石ブロック」とのことで「この先5年採掘してたとしても同じような巨大な原石が確保できるかは約束できない」と言われており、このブロックを加工し傷などが出なければ使用することができますが、このブロックでも足りるかどうかという非常に大きい部品の注文をいただいており、今後もさらなる確認作業が必要と思われます。

こちらは庵治石中目の山です。

採掘作業は、ただ掘って原石を取り出せばいいわけではなく、掘り出す場所の順番が決まっています。少しでも間違えば崩落の危険が常に伴う命がけの仕事です。いつも思うことではありますが、早く良い石が見つかればいいと思う反面、山で仕事をする方が怪我をしたり無理をしたりしないよう、作業の安全を祈っております。