スタッフブログ

2022/7/25 投稿

夏本番!

関東では、平年より22日も早く梅雨明けしましたが、梅雨明けと同時に長雨、戻り梅雨のようなお天気が続いております。「今年はセミの声が聞えない」いった声も多く聞かれましたが、出入りのお寺様でセミの抜け殻を発見!夏本番の気配です。

身近な昆虫のセミですが、飼育が非常に難しく、その生態は完全には解明されておりません。7年間土に潜っていると聞きますが、実際にはそんなに長くいないようですし、地上で7日間しか生きられないと言われておりますが、1か月近く生きているという検証結果もあるそうです。そして、夏を代表する生き物でありますが、仏教の世界では「セミは夏を知らない」との考え方があります。これは曇鸞大師という中国の高僧の教えによるものですが、土の中で成長するセミは春や秋を知らない、だから今が夏だということも知らない、ということなのだそうです。身近でありながら謎に包まれたセミ、夏本番はもうすぐです。

2022/7/15 投稿

仏教三大聖樹

仏教には三大聖樹と呼ばれる木があります。それはマメ科の「無憂樹」、クワ科の「印度菩提樹」、フタバガキ科の「沙羅双樹」です。それぞれ仏教と深い関わりがあり、「無憂樹」の下でお釈迦様が誕生し、「印度菩提樹」の下に座り悟りを開き、「沙羅双樹」の下でご入滅されたと言われております。

日本の寺院にも「菩提樹」が多く見られますが、印度菩提樹とは少し異なります。日本に伝わる菩提樹は、今から約800年前、臨済宗の開祖である栄西が、中国の天台山にあったシナノキ科の菩提樹を広めたものと言われております。印度菩提樹は中国の気候に合わず育たなかったため、葉形が似ているシナノキ科の木を菩提樹と称したのです。熱帯植物のため寒さに弱く露地では育たないとされている印度菩提樹ですが、植物園もしくは、温かい地域ではまれに見ることができるそうです。その貴重な姿を是非1度見てみたいものです。

2022/7/3 投稿

風鈴の音色

弊社出入りのお寺様では「500個の風鈴の音を聴く」というイベントを行っております。

境内には500個の風鈴が飾られ、風に吹かれ涼し気な音を奏でております。短冊には参拝者の方のメッセージが書かれ、それぞれの願いが込められておりました。風鈴は南部鉄器でできた南部風鈴が使われ、リーンリーンという心地よい音色が響きます。風鈴の音は「風が吹いている」というイメージをさせてくれることから、気温に変化が無くても体感温度が下がる効果があると言われております。猛暑の中参拝に訪れてくださる方にも、ひと時の涼を味わっていただけることと思います。