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2018/6/30 投稿

都心の小さな神社

弊社の事務所から歩いて5分程のところに小さな神社があります。

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航空会館の屋上にある「航空神社」。
昭和6年に建てられ、その名の通り、空の安全を祈願する神社として都心のビルの9階に鎮座しております。
毎年9月20日の「空の日」には例大祭が執り行われるそうです。

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エレベーターホールにはお守りやお札が置かれておりました。古いお守りやお札を納める箱には、お守りが1つだけ入っていました。ビジネスマンの多い街なので、出張などの安全祈願に訪れている人も、ひょっとしたら多いのかもしれません。

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神社と向かいあうように虎ノ門ヒルズが見えました。2020年に向けて、都心の景色も日ごとに変化しています。

ご注文いただきました「庵治石(あじいし)」の検品に、庵治石の産地である香川県高松市庵治町まで、お施主様とご一緒し行って参りました。まずは香川県の名産「讃岐うどん」をいただき、工場へ向かいました。

工場では実際のお墓で使用する石をご覧いただきました。

検品①

石の磨きは済んでいますが、細かい加工はお施主様のご了承をいただいてからとなります。
建立後により良い石に見えるようにパーツパーツでどの面を正面にするかを決め、一度仮組みをして全体のバランスを見ます。そこで私共から「石目が1番綺麗な面は、正面にすると文字を彫刻して見えなくなってしまうので、最初に目に入る右側面にした方が良いと思います」とご提案させていただきました。ご提案をお受けいただき、石合わせも完了し、加工に進むこととなりました。

続いて庵治石の採掘場に移動し、採掘元の方に庵治石の説明をしていただきました。

山にて

下記の写真の丸を付けた石が実際の原石の大きさです。この大きさかこれ以上の大きさの石から、墓石1組ができるそうですが、石を切ってみないと全て使える石とは限りません。
今回のお施主様のお墓は、幸運にもこのような原石ひとつから墓石1組がとれたため、石目が揃い非常に綺麗な石を使用することができました。それは大変稀有なことのようです。

山にて②

帰り際に屋島に立ち寄り、対岸の採掘場をご覧いただきました。手前に広がる海は800年以上前、源氏と平家が戦ったといわれる源平屋島古戦場です。

屋島2

お施主様は墓石の色味に対するこだわりが非常に強くおありでしたので、ご自身でご確認いただくことをご提案させていただきましたが、吟味した素材に満足し、採掘元や加工する職人の庵治石への想いなどにも感銘を受け、非常にご満足されたようでした。私共もお施主様と同様にお墓の完成が大変楽しみです。