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2023/7/17 投稿

清正公堂完成間近!

加藤清正は、豊臣秀吉の小姓から身を立て、賤ヶ岳の戦いや関ヶ原の戦いでの功績により肥後熊本藩初代藩主となった英雄的武将です。武勇に優れた将というイメージが強い加藤清正ですが、築城の名手でもあり、「最強の城」と呼び声の高い熊本城を築いた名君でもありました。
また、清正は熱心な日蓮宗の信者でもありました。日蓮宗大本山池上本門寺には清正供養塔をはじめ、清正が設計寄進した大階段「此経難持坂(しきょうなんじざか)」があります。「法華経」宝塔品の偈文九十六文字にちなんで石段を九十六段とし、偈文の文頭の文字をとって坂名としたものです。

※供養塔は現在修理中です

そしてこちらは、加藤清正公生誕460年と此経難持坂建設400年の報恩事業として建築が進められている、三重塔形式の「清正公堂」です。

文政4年(1821年)に清正公堂が、明治45年(1912年)には清正の銅像が建立されておりましたが、銅像は戦時中に供出され、お堂は焼失。今回の事業ではその公堂を再建するため約3年程前から工事が始まりました。
最近全体を覆っていたシートが外され、いよいよ完成間近といった雰囲気です。完成したら開眼供養が執り行われるとのことで、今から待ち遠しいです。