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2023/10/10 投稿

福井県永平寺へ

先日、福井県にあります曹洞宗大本山 永平寺へ行ってまいりました。

永平寺は、寛元2年(1244)道元禅師によって開かれた禅の修行道場です。境内には70余りものお堂や高塔が建ち並び、中でも「七堂伽藍」と呼ばれる7つのお堂(山門・仏殿・法堂・僧堂・庫院・東司・浴室)は、僧侶が修行をする清浄な場所として特に重要な建物とされています。それぞれに役割があり、「山門」は修行僧が正式に入門するために通る玄関、「仏殿」は御本尊であるお釈迦様をはじめとする多くの仏様がまつられている建物、「法堂」は朝のお勤めなど各種法要が行われる建物、「僧堂」は修行僧が坐禅や食事をしたり修行生活の多くの時間を過ごす建物、「庫院」は食事を作ったり寺院運営している建物、「東司」はトイレ、「浴室」はお風呂です。その七堂伽藍の配置は坐禅をしている人の姿を表しており、頭にあたる建物が法堂、心臓部分が仏殿、腰骨が山門、右膝が東司、左膝が浴室、両腕が僧堂と庫院となっているそうです。そして、僧堂、浴室、東司は「三黙道場」と言われていて、見学者も私語が禁止されています。永平寺では「禅の道場」として今も多くの修行僧が日々厳しい修行に励んでおり、参拝者はその様子を伺い知ることができます。

精進料理をいただき、早朝の法話にも参加してまいりました。

普段経験することのできない貴重な時間を過ごすことができました。