スタッフブログ

2023/12/1 投稿

冬の桜

ご近所を散策の途中、桜が咲いているのを発見しました!

桜は通常春に咲く花ですが、「狂い咲き」と言って季節外れの時期に誤って開花することもあるそうです。夏に台風や虫の影響で葉っぱをほとんど落としてしまうと、冬越を促す桜のホルモンが供給されず休眠できないことが原因とされています。もちろん元々秋~冬に咲くように作られた品種の桜もありますが、太古の昔から秋冬に咲く桜は「霊木(れいぼく)」と呼ばれ大切に守られてきました。西暦720年に編纂された「日本書紀」にも、「秋に季節外れの桜を見た」という記述が残っています。今回見つけた桜の花が「狂い咲き」か冬に咲く品種の桜かは分かりませんが、寒さの中、凛と咲く小さな花に春の桜とはまた違った趣を感じました。

2023/11/25 投稿

お正月の準備

弊社出入りのお寺様では新年を迎える準備が進んでおりました。

「壹番開帳」とは、新年を迎えた元旦に行われる最初の御開帳で、一年の安泰・除厄け安全・開運吉祥等を祈願するものです。
また、「常経施主」となられた方々のお名前は祖師堂内に一年間奉安いただくこととなり、その年の無事・家内安全を、毎日ご住職がお祈りくださるそうです。
私も良い年を迎えられるよう、準備をしていこうと思います。

金沢の茶屋街が誕生したのは文政3年(1820)のこと。大人の社交場として江戸時代から栄えてきた文化を艶やかな風情とともに現代に伝えているのが、金沢の三大茶屋街と言われる「ひがし茶屋街」「にし茶屋街」「主計町(かずえまち)茶屋街」の3つです。そのうちの1つ、ひがし茶屋街にお邪魔してまいりました。

ひがし茶屋街は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されているため、町並み自体が保存されています。古き良き情緒の残る風景に多くの観光客が魅了されていました。現在でも5件のお茶屋があり、十数名芸妓さんがいらっしゃるそうです。特別な紹介が無いと入ることはできませんが、芸妓さんの磨き上げられた雅な芸をいつか見てみたいものです。

兼六園は、水戸の「偕楽園」、岡山の「後楽園」とならぶ日本三名園の一つです。江戸時代の代表的な大名庭園として、歴代の加賀藩主により長い歳月をかけて形づくられてた総面積約11.7ヘクタールを誇る国の特別名勝です。

その名前の由来は、中国の詩人、李格非(りかくひ)が書いた書物「洛陽名園記」に記されている一節をヒントに江戸幕府老中松平定信が命名しました。その一節とは「庭園では六つのすぐれた景観を兼ね備えることはできない。広々とした様子(宏大)を表そうとすれば、静寂と奥深さ(幽邃)が少なくなってしまう。人の手が加わったところ(人力)には、古びた趣(蒼古)が乏しい。また、滝や池など(水泉)を多くすれば、遠くを眺めることができない」そして、「この六つの景観が共存しているのは湖園(こえん)だけだ」と結ぶんでいます。兼六園は、その湖園にも見劣りせず、兼ね備えることが難しいとされる6つ景観を備えていることから「兼六園」と名付けられたのです。
兼六園は、傾斜地と豊かな自然を生かした大きな池や築山、茶屋などが点在している中を遊覧する回遊式庭園の要素を取り入れながらも、様々な時代の庭園手法を駆使して総合的につくられた庭です。

兼六園のシンボル的存在の「徽軫灯籠(ことじとうろう)」は、2本脚で立つ、高さ2.67mの灯籠です。

今年は兼六園の他、岡山の後楽園にも行くことが出来ました。来年は是非水戸の偕楽園を訪れたいものです。

2023/10/20 投稿

御会式2023

10月11日~13日の3日間、日蓮宗大本山池上本門寺様では御会式が執り行われました。

「御会式」とは、仏教各宗宗祖の命日に行われる法要のことで、日蓮宗では通例として宗祖日蓮聖人の忌日に営まれる報恩法会を指す言葉として用いられています。令和元年の東日本台風や新型コロナの流行を受け、中止や規模の縮小が続きましたが、今年は4年ぶりの通常開催です。交通規制が敷かれ、境内から駅までたくさんの警察官や消防の方が警備にあたっておられました。

普段は静かな五重塔へ続く参道も、露店がひしめき合って朝から準備に大忙しの雰囲気でした。

日も暮れて、此経難持坂の階段から下を見ると、駅へ続く参道も露店と万灯練供養の行列を待つ方々でいっぱいでした。

この様子は池上駅まで続いており、御会式を心待ちにしていた方の多さに驚くとともに、地元の方や日蓮宗の方にとっての一大行事であることを感じました。お寺離れなどという言葉を耳にする世の中ですが、江戸時代から続く伝統を後世にもつなげていってほしいと思います。

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