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福島県阿武隈高地の南部、芝山自然公園の一角で採石されている「芝山石」の採石場に行って参りました。芝山石は、きめが細かく上品で美しい石です。また国産材の白御影の中で高硬度の石質でトップクラスの吸水率の低さを誇る耐久性が高い高級銘石です。

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芝山石が採れる山は、同地区で「紀山石」が採掘されていて、大まかにいうと同じ山の半々で「芝山石」と「紀山石」を採掘しています。同じ山で採れた石でも性格は違い、「紀山石」は大きな岩盤で採掘され、石目は安定していますが濃い色が出にくく、「芝山石」は岩盤に近い大きな玉石で採掘されるため、玉石毎に色目が変わり濃い色も出ますが、色合わせが難しい石ということです。

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大きな玉石です!

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大きな玉石を大割しています。

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採石された石は切削し通常は研磨機で磨きますが、石が熱くなりすぎないように一定の熱を保ち、3倍以上の時間を掛け全て砥石で磨き、一つ一つ丁寧に作っているとのことでした。このような加工をすることで、水を吸わず艶が良く締まりの良い石に仕上がっていきます。そして製品になるのは9割採掘した石のうち、たったの1割・・・選りすぐりの石を使用しているとのことです。

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採掘元の社長さんからは「ご縁ができて芝山石でお墓を建てていただくので、少しでも良い状態が長く続くようにという思いで加工しています」というお言葉がありました。採石場に出向き、採掘の大変さ、芝山石に対するこだわり・熱意を感じ、改めてお客様に自信を持っておすすめできる石であることを確認しました。

■芝山石建墓例

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詳しくは、建墓例をご覧下さいませ。

天竜青みかげ石の検品に行って参りました。

長野県下伊那郡で採掘されたこの原石ブロックは五輪塔に加工されます。

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天竜青みかげ石の特徴は、青みがかった石肌と、斑(ふ)と呼ばれる模様です。

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斑は、国内最高級石材「香川県産庵治石」の特徴でもあり、この二つの石は非常によく似ていると言われています。
2008年に採掘が始まった比較的新しい石材ですが、吸水性が低く、風化に強い耐久性に優れた銘石です。

傷やシミがないか、細部まで確認していきます。

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6月には、青い石目が美しい五輪塔が完成します。きっとお施主様に喜んでいただけることと思います。

長野県下伊那郡泰阜村に行ってきました。

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長野県から愛知県、静岡県を通り太平洋へと続く天竜川。
その天竜川の上流、長野県下伊那郡泰阜村は「天竜青みかげ石」の産地です。今回はその丁場を訪れました。

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天竜青みかげ石は、2008年に採掘が開始された新しい石です。
青みがかった石肌には斑(ふ)が濃く浮かび、国産の最高級墓石「香川県産庵治石」に似た表情を持っています。吸水性が低く、風化に強い耐久性に優れた銘石です。

採掘元の社長さんの案内で、山の中に建っている天竜青みかげ石のお墓を見せていただきました。

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山のお墓正面

薄暗い山中でも、はっきりと斑が確認できました。

昭和50年のお墓

昭和50年に建てられたお墓ですが、劣化も見られずとてもきれいな状態を保っていました。

今、天竜青みかげ石を使用した五輪塔の加工が進んでいます。
今後もお施主様にご満足いただけるよう、プロの目でしっかりと石選びをしていきたいと思います。

2017/5/6 投稿

銅製の香炉皿

全て銅で作った香炉皿が完成しました。

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銅製の花立は弊社でも多くのお客様にご利用いただいており、香炉皿も銅にしたいというご要望はいただいておりましたが、見付けられず…製作していただける所を探し出し、発注から4ヶ月。
遂に完成した香炉皿が手元に届きました。

製作過程の一部です。
ろう付け後の画像です。変色があります。(ろう付け:部材を組み立て加熱した後、接合部にろうを押し付けて溶かし、ろうを接合面全体に行き渡らせること)

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酸洗処理をし、ピカピカの銅製香炉皿の完成です。(酸洗:金属製品を酸性溶液に漬けることで、表面に付着している酸化物を洗浄・除去する化学洗浄処理方法のことです。)
美しく上品な光沢に仕上がりました。

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2017/4/22 投稿

四天王寺

先日大阪にある日本仏教最初の官寺「四天王寺」に行って参りました。

四天王寺は1400年以上も前に建立されました。『日本書紀』では、物部守屋と蘇我馬子の合戦の折り、崇仏派の蘇我氏についた聖徳太子が形勢の不利を打開するために、自ら四天王像を彫り、「この戦いに勝利したら、四天王を安置する寺院を建立しこの世の全ての人々を救済する」と誓願され、勝利の後その誓いを果すために建立されました。

現在は、2022年の「聖徳太子1400年御聖忌」に向けて、大規模な中心伽藍の耐震改修工事が行われていました。

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「絵堂」では聖徳太子御絵伝の特別御開扉が行われており、僧侶による絵解き法話に参加して参りました。(「絵堂」とは、太子殿の中にあるお堂で、聖徳太子がお生まれになってから亡くなられまでの数々の伝説が壁画として描かれている建物です。)

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8代目の五重塔です。

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「聖徳太子1400年御聖忌」の行事が開催される5年後に訪問できるように日々精進して参ります。

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