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東の奥参り
東の奥参りに行って参りました。
古くから、西の伊勢神宮に詣でることを「西の伊勢参り」、東の出羽三山に詣でることを「東の奥参り」と言い、双方を詣でることは重要な人生儀礼のひとつとされていました。出羽三山は、山形県鶴岡市にある羽黒山、月山、湯殿山の総称で、千四百年以上前に開かれました。羽黒山が現世、月山が前世、湯殿山が来世という三世の浄土を表し、羽黒山→月山→湯殿山の順の巡礼が一般的です。

まずは、羽黒山に参拝して参りました。

羽黒山は、数々の文化財があり、五重塔は国宝です。現在の塔は長慶天皇の文中年間(約600年前)庄内の領主で、羽黒山の別当であった武藤政氏の再建と伝えられています。

羽黒山の山頂にある出羽三山神社には、三山の神々が祀られています。それは月山や湯殿山が冬季は雪で参拝も祭典を行うこともできないので、三山の祭典はすべてここで執り行うためです。ここを参拝すれば三山を巡ったことになるとされる所以です。現在の社殿は文政元年(1818年、江戸時代)に再建されたもので、萱葺の建造物としては日本最大の大きさです。

続いて湯殿山の参拝に行って参りました。

湯殿山神社は古来より「語るなかれ」「聞くなかれ」と戒められ、写真撮影も禁止されています。
松尾芭蕉もこの地を訪れましたが、この戒めに従い、奥の細道の中でも多く語ってはいません。「語られぬ湯殿に濡れる袂かな」この句を残しているのみです。
大変神聖な場所で大変神秘的な参拝をして参りました。
残念ながら「月山」への参拝は叶いませんでしたが、神様の山を参拝しパワーを頂いて参りました。
日本の代表的な黒御影「浮金石」採石場
福島県郡山市の黒石山から採れる「浮金石」採石場に行って参りました。
「浮金石」は日本国内で産出される黒系墓石材では最高級ランクと言われ、黒地の中に、金粉を散りばめたかのような美しさを持ち、金色の模様が「浮いているようにみえる」ことから、「浮金石」と名付けられたと言われています。

「浮金石」は標高約860mの所で採掘されていて、冬の期間は氷点下20℃になり燃料が凍って採掘できないため、半年で1年分を採掘しているとのことです。

「浮金石」と言えば「傷が無い方が珍しい」と言われていましたが、それは元々傷が多い山で、火薬で出そうと思っても傷が引っかかり出てこないので、火薬を強くし無理やり出していたため発破傷が出ていました。現在はワイヤーソーに変えたため、大きな原石も採ることができ、常に先行して石を切っておいて、大きいまま磨き傷を確認して、刻んでおくという2重の手間を掛けているので、傷はほとんどなく、後から出たという話も無いそうです。

こちらは山頂です。福島の中で一番高い所で採掘しています。吹雪石や東山みかげの山々が見え、まさに「てっぺんで採っている石」です。

有名な建築物では現天皇ご成婚記念の噴水などに使用されています。関西ではほぼお目にかかることのない黒御影の墓石が関東に多いのは,この石が福島に存在したためと言われています。採掘元の方は、「日本全体が白御影で、「浮金石」はたまたま巨大な黒玉だったと思ってください。」と仰っていました。大変稀少な「浮金石」にご興味がございましたら、「石徳」をご用命ください。
新橋こいち祭り
弊社近くの新橋で第22回「新橋こいち祭り」が開催されました。
「新橋こいち祭り」の「こいち」とは、「ほんの小一時間」の「こいち」からきていて、小一時間新橋で遊んでいってください!というメッセージが込められているとのことです。

オープニングパレードでは警視庁音楽隊の演奏もございました。

沢山の出店が並び、様々なイベントが開催され、普段は新橋で見かけることの少ないお子様方も楽しんでいて、賑わっていました。夏の風物詩として、毎年楽しみです!
「備中青みかげ」採石場
岡山県倉敷市の西北15km地点に位置する小田郡矢掛町で採石されている「備中青みかげ」の採石場に行って参りました。矢掛町は旧山陽道の宿場町で、篤姫や毛利家のお殿様が宿泊した本陣と脇本陣が現存する日本で唯一の場所です。

備中青みかげは日本国内で多く産出される花崗岩と比べ、硬い深成岩の一つである「閃緑岩(せんりょくがん)」に分類されます。 石の色は独特の青味を帯びた深い青緑色で非常に美しい光沢を放ちます。また吸水率が低く水抜けも良い耐久性に優れた石です。長い年月風雨にさらされても光沢を失うことなく、むしろ風格を増していくと言われる高級銘石です。

原石の形状は玉石で、土に埋まっている玉石を掘り出します。玉石を掘り出していると話には聞いていましたが、現場で見て納得です。採石を始めたころは機械が無く、全て手で掘っていたとのことです。どれほど大変な作業だったか・・・

こちらの可愛らしいハート型の石は偶然出てきたもので、傷が入っていて割れやすいので、触らないように大事にしているとのことです。たまに譲って欲しいという声もいただくようですが、残念ながら非売品です!

日本で採れる唯一の深緑色御影石のご要望がございましたら、石徳をご用命下さい。
でんきを消して、スローな夜を
港区増上寺で行われた『100万人のキャンドルナイト』に行ってきました。

「でんきを消して、スローな夜を」を合言葉に、2003年から始まった『100万人のキャンドルナイト』。
増上寺での開催は今年で15年目を迎えるそうです。今年のテーマは「平和」。
参道には、主催である「大地を守る会」の生産者のブースが並び、沢山の人で賑わっていました。
残念ながら参加することはできませんでしたが、この日は増上寺の境内ツアーも催されており、
600年の歴史を持つ増上寺の歴史や各諸堂宇等を、僧侶の方の案内で見学することができたようです。
午後8時には、増上寺に隣接する東京タワーが消灯ました。

風が心地よい夜を過ごすことができました。
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